あこがれの庇(ひさし)を自作しよう!
となぜ思ったかというと、我が家は畑や山や倉庫などの広いスペースがわりとあるものの、家がある場所から階段をのぼったところにあって家の前はとっても狭く、晴れた日は外でご飯をたべたりしたい!けど、あれこれ持って階段登って、てのは嫌だ〜。
というわけで、「狭い家の前スペース」の中でももっとも場所がとれる玄関の目の前に、2.5メートル四方の簡易タープをたててテーブルや椅子をおいてご飯を食べたりしていたのですが、簡易タープというのはあくまで簡易的、一時的な使用のためのものなので常設するとどんどん朽ちていくし風でも骨組みがダメージを受けやすいので「完全常設のタープ」こと、
庇(ひさし)をつくることにしました。
わ〜いぱちぱちぱち!!!
縁側の軒も延長して庇をつくれば軒下に洗濯物を干してでかけて雨がふってしまった時ぬれないしいいだろうなーとずっと思っていたのですが、まずは玄関の前からつくってみてうまくいきそうならそちらも延長して作ってみよう!と思った次第です。
ちょうどコロナ問題でお店の営業を縮小して時間ができたのでやりたかったけど時間がとれなかった家の大工作業をまとめてやってしまうことにしました。
そもそも庇(ひさし)という言葉にたどり着く前に私が作りたいのは下家(げや)?とおもってたのですが下野というのはもう少し立派な1階にある屋根(下にちゃんとした部屋があるかんじ?)らしいので庇(ひさし)が正解だと途中で気がついたのですが。
ひさし(庇・廂)とは
軒に差し出た雨や日光をふせぐための小さい屋根。
ということでこれです!!
今回は色々と調べながら挑戦した庇DIYの記録を忘れぬうちに書こうと思います。もっといいやり方や間違っているところもあるかもしれませんが同じようなものを作りたい方の参考になればとおもいます。
どこにどう庇を作るか
写真のこの簡易タープをつかわずに雨と日除けができるように左側の母屋の軒から垂木を延長して写真右側(南側)のブロック塀に沿ったラインで柱をたてて桁(けた)をつけて軒から延長した垂木を桁にわたして屋根をつけることにしました。
イメージを膨らませる為にまずは一本だけ軒から延長して垂木をつけてみました。笑
ちなみに左側のブロック塀の向こうは一段下がった畑になってます。
タープをおいてるもっと向こう側はブロック塀に沿って60センチほどの幅の花壇になっているのでそちらのスペースは今回の玄関前の庇をつくってみてから別の柱を立てて庇を作りたいと思います。
ちょと細部が適当ですがイメージ図はこんなかんじ。(一番初めのイメージ図なので柱の位置が3m間隔になってしまってるし頬杖もついていないです、、)
実際のブロック塀にそって立てる柱はこんな風にすることになりました。⬇️
柱の間隔はどれくらい開けていいものかも全くわからない素人ですので建築士の知人にきいたところこうしなさいといわれました。
後から色々本を読んでみてわかったことにはどうやら基本的には柱というのは1.8m間隔くらいがいいらしいです。なるほどそういえば畳のサイズも1.8mだし古い家ってそんな感じでできてますよね。
そしてこの柱の上部についてる筋交いのようなものを建築用語で頬杖(ほおづえ)といって重要なようなので、ない方がかっこよくね?とか初めは素人考えにおもってしまいましたが知れば知るほどこれがついてる方が丈夫になるしプロっぽいしかっこよく思えてきたので絶対つけない手はないとおもうようになりました。
束石の固定のやりかた(基礎工事)
さてそれでなにからはじめればいいのか、まずは束石を置く場所をブロック塀を基準に考えて仮置きして見ました。
だいたい置いて見てからさあこれをどうやってちゃんと固定するのだ?と色々調べたところまず、基礎を作るときは
- 地縄張り
- 水盛り(みずもり)
- 遣り方(やりかた)
ということをして水杭を打って水貫をとりつけて水糸を張って、それを基準に束石の位置を決めてから地面を掘ってコンクリをいれて束石を置きたい位置にぴたーっと固定するのだということかわかりました。
どれも聞きなれい言葉ですが作業工程は断片的に見たことがあったのであれはいったいどこから何をどうやるのだろうとずっと気になっていたので今回調べて見てなるほどー!!と腑に落ちました。
そうかそうしたらわかるよね!できるよね!と感動しました。
検索するとどうやるのかたくさんでてくるので調べてみてください。
超絶おすすめ本
私はネット検索していろんな記事を読みまくってみてやはりネットでみるのって目が疲れるしギガたりなくなるし(我が家はあえてインターネットつないでおらずスマホのみなので)こういうことまとめて書いてくれているいい本ないのか〜い!と思っていたら超絶に良さそうな本を見つけてしまって四千円という高さにひるみましたがえい!!と買ってみたらこれがもう目から鱗がボロボロ落ちるような、こんなの欲しかった!っていういい本で、作業工程と道具と用語がかなりわかりやすく書いてあるので今回の作業のバイブルとなっています。
今回の庇づくりにおいてほんとに役にたっていていつか小屋つくれるかも、という気持ちにさせてもらえて夢ふくらむので家作ってみたい人などは是非是非おすすめです。
在来工法だけでなくて私は好きでないですがツーバイフォーの工法ものってるし、さわりだけなかんじではあるけれど、電気工事のことや排水工事のこと、のみならず鉄を使ったストーブの作り方や浄水器や太陽熱温水器やコンポストトイレ、さらには大地再生的な?(よく知らないので想像ですが)ことまでコラムに書いてたりして圧巻です。
あとついでにこの作者の人がサイトでオススメしていた「大工作業の実技」という本も中古で手に入れてみたのですがこれもわたくし的には生涯大事にしたいなと思える良書でした。小屋大全よりは職人的な昔ながらの大工さんの知識や知恵が詰まっていてあー日本の家ってこういう風につくられてるのかすごー!と関心することしきり、、家を改装するときに知ってて損はないというか自分の家直す前にこれよみたかった、、とちょっと残念なきもちになりましたのでこれからやる人は先に読んでね!
と、脱線して本の紹介みたいになってしまいましたけど、まあ用はこの本読んで自分で考えたらもうできてしまうと思うので私のこのブログは私の挑戦と失敗の記録、的な感じで参考にしてもらえたらいいかなと思います。
今回はたかだか二本の柱をたてるだけだったので今回地縄張りは必要なさげと判断して水盛りと遣り方を自分なりにやってみました。
水盛りをする
細かい方法はここでは省略しますが、
古典的にホースとバケツと水でやってみた感想としては、思ったよりむずかしい!!!です。
ホースがちょっとでも圧迫されていたり水に空気がはいっていたりすると水位がかわってしまうのでこれであったるの?とはらはらします。
まあでもおちついてやればそこそこ正確にできるかなとおもいました。
この水のラインをを水貫(水平につけている材)にしるすときもしっかり目線と水のらいんをあわせないとずれるし、、
結局はレーザーの水平器を激安でみつけて買ってしまい、やはりレーザー便利、と思いました。これなしではなかなか垂直のラインを測ったりするのも難しいと思われます。
私は新品で新品で5万くらいのものを運良く激安価格で変えたのですが
新品でも結構安くいいやつあるっぽいので良い中古がでていないときは新品もよさそうです。
こんな感じかなーという束石の仮置き図↓
(束石を直線上にならべておけるのかが難しそうだったので柱をのせて高さが調整もありかな?とのせてみているところ)
というわけで夜中になってしまったのでづづきはまた次回書きます。次は束石固定してそれから柱の高さをだして材を切って、とづづきます。お楽しみに!(といってなかなかかかなかったらごめんなさい)
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