ベニヤの壁に漆喰を塗る方法【シーラー不使用!自然素材下地】

しばらく作業日誌更新できてませんでしたがリノベーション作業はコツコツ進んでます。

最近は床はり、チキントラクター作り、床はり、の日々でしたが気分転換にまた漆喰作業をしてみました。

もうどうしよう!ていうくらいダサい昭和の安いベニヤ板の貼られた部屋がありまして、、倉庫と詰所になる予定なのでもういいか、、と諦めていたのですが、やっぱり気持ちよく過ごせるようにしたい!ということで。いや〜やっぱり白い壁っていいな!という仕上がりになりました。

前回までは土壁の上に漆喰を塗る作業でしたが今回はベニヤの上に漆喰を塗ったのでここで改めてベニヤに漆喰を塗る方法をまとめておきたいと思います。

 

スポンサーリンク




ツルツルのベニヤの化粧板に漆喰を塗る方法

普通のベニヤまたはツルツルの化粧板だった場合、そのまま漆喰を塗ると乾いたときにポロポロと落ちてしまします。

普通の下地

普通はそこで

  1. シーラーを塗る
  2. 下処理剤を塗る
  3. 漆喰を塗る

という工程を踏むと思うのですが、このシーラーも下処理剤もめちゃめちゃケミカル素材な上に結構高い。

自然素材にこだわった下地

  1. こんにゃく粉を水で溶いて糊を作り壁に塗る
  2. こんにゃく粉の糊が乾かないうちに綿の寒冷紗を貼る
  3. 完全に乾かす
  4. 漆喰を塗る

せっかく自然素材の漆喰を塗るのになんで化学的な糊を使わないといけないのだ〜!とどうしても思ってしまい、以前今のお店を作っているとき(10年前です)に猛烈に調べて見つけたのが上記の綿素材の寒冷紗こんにゃく粉を使った下地の方法。

これは素晴らしい!と思って当時100パーセント自然素材の漆喰や綿の寒冷紗、こんにゃく粉などをを懇切丁寧な説明入りのサイトで販売していた我が家倶楽部さんで購入して使用しました。

 

(今の移転前のティピパオのお店の白い壁は全部そのとき我が家倶楽部さんから購入したものです。手前の部屋が西洋漆喰、一段上がった部屋が日本の漆喰を塗りました。あ、今度写真載せますね!)

 

当時漆喰の値段も他の漆喰を買うよりも安く確か寒冷紗は1m500円でこんにゃく粉もセットだったと記憶しておりますが、だんだんとお値段が上がっていって数年後にチェックするとかなり高額になっていたので私は漆喰は土佐漆喰を利用するようになったのですが今みるともう我が家倶楽部さん検索しても出てこないですね・・。

2014年頃に我が家倶楽部さんのことをブログで書いてる方がいたのでその頃までは販売していたのでしょうか。

とにかくもうそのサイトでは買えないようですが調べて見たら綿の寒冷紗は数サイトで販売している様子。1m100円で買ったと書いてる方もいましたが私が今ちょっと調べた感じでは

手製本工房MARUMIZU-GUMI

あたりが1メーター324円とお安いのかなと思いました。

綿の寒冷紗は特殊なのでホームセンターやアマゾンなどでは昔から販売しておらず10年前に調べた時はネットでも私は見つけられませんでした。

今は我が家クラブはなくともいくつかのサイトで購入できるようなので安心ですな。

こんにゃく粉の方はアマゾンでも買えるようです。

100gあれば畳15畳分の糊が作れますのでご安心!

 

ザラザラした化粧板に漆喰を塗る方法

続いて、ザラザラの表面の化粧板に漆喰を塗る場合。

今回私が塗った部屋はまさにそれでした。砂というか砂壁風の見た目にわざわざしてある化粧板だったのでペンキをぬろうとするとツルツルした板に塗るよりだいぶペンキを消耗する感じのやつです。

 

 

ちょっとわかりにくいですがこの左上の部分。。

こういったザラザラの化粧板の場合、塗り方はいたって簡単!

なんとそのままいけます。

シーラーも入らなければ寒冷紗もいりません!最初は大嫌いだったこの化粧板の壁も便利な漆喰の下地と思えばありがたい!!

一度塗りではすこーしアクというか下の色が透ける感じが出ましたがまあ倉庫の部屋なので気にならない程度かなぁと思ってます。

※詳しい写真また後ほどアップ予定。

 

 

ここで大事なのは一回で分厚く塗って仕上げようとしないことです。

こんにゃく粉と寒冷紗を塗ってしっかり乾かせばアクも出ずにシーラーいらず!という説明を昔我が家さんのサイトで見ましたがはっきりいってこの通りにしても多少アクは出ます灰汁(あく)というのは木から滲み出る茶色い液体です。真っ白な漆喰にじんわり滲んできて汚くなります。

だからシーラーや液体ボンドなんかを塗るんだと思いますが天然素材にこだわりたい方はとにかく漆喰をうすーーく伸ばして塗りましょう。

そして一日完全に乾かしてアクが出たら二度塗り目もまた薄く塗ります。

そうすると大体アクは気にならないくらい白くなります。どうしてもきになる場合は3回塗れば良いですが私は2回までできになるほどのアクが出たことはないです。

薄く伸ばすためには水分をしっかり混ぜ込んでゆるい感じで塗ると塗りやすいですがあまり緩くすると盛板からコテで壁まで運ぶときにこぼれやすいので気をつけましょう。

盛り板は昔は絶対木!と思ってこんなものを買わずにやってましたが木だと反り返ってきたりして大変なので最近ついにプラスチック製を購入したところめちゃめちゃ使いやすいです・・天然素材だのなんだのいっててすみませんがこれはオススメです・・

 

 

それからお水をかける用にこの加圧式スプレーも必需品です。

1回目はなんでも良いですが二回目に塗るときには最初に塗った漆喰が水分を思いっきり吸いますのでしっかりこのスプレーで濡らしてから塗りましょう。
このポンプ部分を2回くらい押してからスプレーすると圧がかかってうまく広範囲に細かい霧が噴射されて100均の霧吹きの100倍楽です。

オススメの漆喰

前回の漆喰の記事でも書きましたが私のイチオシはこちらです。
お値段が安くて自然素材のみでできていてネットで気軽に買えるのは土佐漆喰!!
私が住む街ではこの漆喰を置いている建材屋さんがたまたま近所にあったので建材屋さんに聞いたところこちらも完全に自然素材仕様で土佐漆喰と同じなのだとのことでした。
塗った感じは土佐漆喰とよく似ていますが気持ちこちらの方が塗りやすい感じもするので私は最近これをリピートして使ってます。
っと、、、娘が起きたので今日はここまでにしまーす!続きは乞うご期待!
スポンサーリンク

 




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です