こんにちは。
細かい説明はまた今度にするとしまして、最近古〜い木造建築物件の店舗改装、セルフリノベーションを始めました!
この2年、妊娠と出産があり大工仕事から遠ざかっていたので久々の復帰でわくわくします。
昔は旅館だったり、仕立屋さんだったりカフェだったこともあるそうな、そんな物件です。うーん、一体築何年なんだろうな、詳しくは今度大家さんに聞いてみますがおそらく大正時代くらいの建物のようなきがします!⇦あとで調べたら全然昭和入ってからの建物でした・・
なにをかくそうわたくし、古い木造建築が大好きなのでその良さを活かせる改装をしていきたいと思います。
今は世界遺産にも指定されている熊野エリア、新宮の有名な神社のほど近くです。
一歳になりたての娘がいるのでなかなかがっつりはできませんが、昼の間の授乳は殆ど無しでも大丈夫になってきたのでちょっとの間、夫に預けてちびちびコツコツやり始めてます。
大工仕事や内装をDIYでやる時は他の方のサイトを参考にすることが多いので、自分の忘備録兼頭の中の整理をしつつ知識や知恵をシェアできたら、という思いでこれから改装の様子をアップしていきたいと思ってますのでよろしくお願いします!
以前も家のリノベーションの際張り切ってブログを書いたものの作業が忙しくなるにつれてだんだん書けなくなってゆき、数回で終了してしまったのですが、今回ブログもリニューアルしたしきっともうちょっとちゃんとしたかんじで書けるはず!と思ってますがどうなることやら(笑)
書いて置くと後で自分でも楽しめるしせっかく色々と調べたりしたことも、しばらくして他の事ばかりしてると忘れてしまうのでなるべく書いておきたいと思います。
あと、こういうことやってみたいけどどうしたらいいのかわからない!(怒or悲)という人もよくいるので(?)参考にどうぞ!!てことで。
ではまず!
内装改装でやるべき場所の順序
何事にも共通しますが順番を間違えると二度手間三度手間!なのでどこから手をつけるかよく考えるのが大事。
基本的には
- 天井
- 柱
- 壁
- 床
の順番でしょ!とおもいます。
まず、天井や柱を直すところがあればなおして色を塗る場合は塗ります。
天井に塗料を塗る場合は壁にはねたりぽたぽた床におちるので必ず壁や床に手をつける前にやるべし。
柱に色を塗る時ははみ出てしまうと壁を汚すので壁を塗ったりする前にかならずやるべし。
壁を塗ったりしているとこれまた床にこぼす可能性がたかいので絶対床を貼る前にやるべし。
です。ついやりたいことからやってしまうと後で悔しい思いをするので気をつけましょう。
自分は必ず万全な養生をする!!という人には関係のない話かもしれませんが、なるべく手間を省いて無駄なゴミも出さずにやりたい人は是非。
で、とりあえず今回は天井や柱を塗らずに済みそうな部屋の壁からスタートすることに。
漆喰(しっくい)を塗る
こんな感じの古い土壁にふわふわザラザラしたもの(聚楽っていう商品とかみたいなもの)が塗られてる場合は漆喰がそのまんま上から塗れるし自然な感じに仕上がるので漆喰の施工をオススメしちゃいます!
塗られているのかとおもいきや実は壁紙!ということもあるので剥がせる場合は剥がしてもよいです。
最初こちらの画像のもの、ザラザラのものが塗られてるんだと思ってたらじつはザラザラの壁紙のようなものでした。水もつけずにぺりぺりとはがれます。どっちもためしましたが剥がした方がアクがでないですが剥がさない方が漆喰がうすくぬれます。
漆喰にもピンからキリまであるけれどなるべく自然素材でできていめかつ価格が安いもの、というところで私が近頃いつも使ってるのが土佐漆喰です。
二十五キロで3400円くらいで16平米も塗れちゃいます。個人的には薄くのばしてぬればもうすこし広く塗れるとおもいます。とはいえ基本二度塗りしたほうが良いことがおおいのでけっきょくそんなもんになるのかな?今度きっちりはかってみたいです。
およ?最近チェックしてなかったのですが、よくみたら土佐漆喰専用カラーなんてのもでてるみたいですね。
さらに、大和漆喰というのも更に数百円やすくてレビューも良い様子。むむむむむ!これは気になる!!
ということで今度購入して試してみたいとおもいます。わー早く使ってみたい!!
土佐しっくいと大和しっくいの比較
↑
後日、土佐漆喰を一袋使い終わった後にこちらの大和漆喰購入して見ました!
土佐しっくいと大和しっくいを比較した結論としては大和漆喰のほうが練りやすいし塗りやすい!です。
土佐漆喰はアマゾンのレビューにもかかれてますがスサが固まってる部分が多くダマになってしまって塗りにくいです。大和しっくいの方は滑らかでダマになることもなくスムーズでした。
値段的にも数百円おやすいので今後は大和しっくいにしようとおもっていたのですが、なんだか大和しっくい塗ってると喉が痛くなるのは気のせいか・・・土佐漆喰は自然素材でできてると聴いたことがありますが大和しっくいはどうなんでしょう?
近々原材料の確認してみようかなーと思ってます。
↑さらに後日近所の建材屋さんに聞いたところ土佐漆喰は間違いなく自然素材でできているけれど大和漆喰は化学的な糊が入っているとのことでした!
アトピーの方や自然素材にこだわる方は土佐漆喰がオススメ!!
そして白亜とは商品名が違うけど中身はほぼ同じ土佐漆喰らしい商品がこちら
たまたまお店の近くでも手に入ったのでお店の漆喰塗り後半はこれを使いましたが白亜同様の感じで塗りやすかったです。
漆喰塗りの道具
- コテ 安いものも使えなくはないけど使いにくい。高いものはそれなりに操作性がよい。 大中小みっつくらいあるといい。
- 盛板 適当な板で自作してもよいですがベニアは水分で反り返って着てはがれてくるのでよくないしなんだかんだでこれすっごく便利です!早く買えば良かった!!大きさはあまり小さいと使いにくいので最低このくらいあったほうがよい。 小さいものは使いにくいと思います
- 脚立 必要 いろんなサイズがあるとよい 私は地味にすこしずつ集めて各サイズありますが滅多に人にもらえるものではないので一つ汎用性の広いサイズを持っておくことをお勧めします。あるとないではできることがぐーーーんとかわってきます!
このくらいのものがまずおすすめ。この次にかうとしたら1・8mくらいのおおきいもの!
- マスキングテープ次々使い捨てするのがもったいないですがこれがないときわが綺麗になりません。ない場合は気をつけて塗って乾く前に水で濡らした布でふきとるべし。まとめ買いしておくのがおすすめ。幅が細いものほど安い(本数が多い)のでわたしは細いものをかってます。3M社がすきなのでこちらがおすすめ
- 加圧式スプレー これは絶対あったほうがよい!こんなにやすいのにめっちゃべんりです!!我が家は汲み取り式の和式トイレに 洋式用のアタッチメントをつけて使用してるのですがトイレ掃除の際にも大活躍です!!
漆喰の塗りかたポイント
先程もいいましたが聚楽みたいな、ザラザラとした、時にはキラキラした紙のようなものまで混じってるような壁、よくみかけますが、
これは実はスプレーで水をかけるとあ!という間にふにゃふにゃになってスクレーパーなどでガリっとするとこそげ取れます。
壁紙の場合は水をかけない方がとれたりもします。乗りの具合によっては取れない場合もあるのでその場合は上からぬってしまってよいとおもいます。
ざらっとした壁紙は剥がさなくても漆喰はしっかり定着するので私は取らずにいつもそのまんまスプレーでお水をかけて上から塗ってしまいます。
とるにせよ取らないにせよ下の層が土壁はアクが出るので一度うすーく塗ったあとはしっかり乾かしてから2度塗りをすると美しいムラのない白に仕上がります。二度塗りでもアクが出る場合は三度塗りですがそこまでは私はいつもやりません。
下の層が土壁でなくて下処理材みたいなものの場合は一回塗りで済む場合もあります。とにかく一回塗ってみて綺麗ならそれでオッケー!汚かったらもう一回、です。
完璧に白くしたい方は下地材(シーラー等)を塗るのがよいとおもいますが自然素材の下地材というのは売ってないので私は多少のアクは味、と思って見逃すことにしてます。
2度塗りなんて面倒な気もしますが、2回目は1回目よりかなり塗りやすいし滑らかに濡れるので楽しいですよ!
塗るときはまず加圧式のスプレーで水を噴射して壁を湿らせてから漆喰も少し緩めになるくらいに練って少量をコテに乗せてストロークを描くように壁に押さえつけつつ均一な力加減と角度で(進行方向側をすこしあげて動かす)スイッとざざっとやります。
下手に何度もいじったりバックしたりするともともとの土壁がボロっと剥がれるので要注意!
施工写真
一度塗りでこんなかんじ。あれ?まあまあ綺麗?とおもってもどいつい1日置くと黄色っぽい色のアクがでてきます。
これはこれで味があってまるでマークロスコの絵のようでよくない?という気もしますが、恐らく2度塗りすることになると思います。
とりあえずこれが今日まで三日分くらいの作業でした。1日にちょこっとずつしかできないので亀のペースですがゆっくり進めていきますのでお楽しみに!!
ではまたー!
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