完全無敗!DIYでできる格安で完璧な獣害対策・畑の柵作りの方法【シカ・イノシシ編】その1

自給自足を目指して田舎暮らし中のみなさん、そこまで目指してなくても畑でちょっと野菜を作りたいなと思ったのにシカやイノシシに畑を荒らされて困ってるみなさんこんにちわ! 2年近くサクサクサクサク言ってたのでご存知の方も多いかと思いますが、我が家の畑の柵がついに去年一旦完成しました。 ちょっと時間が経ってしまったけど、忘れないうちに作り方を書き留めておいて同じお悩みで困ってる方々の助けになれば!と思います。 構想から完成に至るまで2年もかかりましたが完成後は一度もまだ鹿と猪には破られていません。三分の一のくらいのところで妊娠がわかり半年以上工事ができなかった期間もあったので長くかかりましたが集中して力のある男性(もしくは女性)がやれば2週間もあれば終わる作業だと思います

今までの失敗作(失敗柵)

今、構想から2年とか言っちゃいましたが実はそれ以前にたくさんの失敗と試行錯誤がありました。 かれこれ10年ほど前、私たちが新宮へ移住して最初に住んだ家には900坪の畑がついていて、そこのおよそ300坪くらいを田畑として使用していた頃に作った柵はことごとく鹿に破られました。飛び越えられたり齧られたり、ありとあらゆる方法で突破され、せっかく植えた野菜の苗を食べられたり苗木を食べられたり2年間鹿の餌を作ってたようなものでした。 当時は鹿をナメていたので野菜用の緑の支柱にナイロンの大きい目の網(ホームセンターで売られているもの)をくくりつけただけ、というスタイルで挑んだのですが、高さが低かった為速攻飛び越えられてしまいました。その後、高さをあげるために杉の杭を使ってみたり長い竹を切ってきて50センチほど地面に埋めて支柱にしてみたりしてみましたが結構な高さにしてもなぜか侵入されたり高さをクリアしてもナイロンの網だったので鹿がかじって穴を開けそこから侵入されてしまったり、雨と湿気の多いこの地域では竹や木材の杭だと数ヶ月で朽ちてしまいまた一からやり直しになってしまったり。 こんなことじゃいつまでたってもまともに農作物が作れないじゃないか!と思い少しお金をかけてでもきちんと対策をしよう!(でもなるべくなら安く済ませたい)と考えに考えた末に作った柵は杭を異形鉄筋(工事現場でよく使われているイボイボのある鉄の棒)にして漁協からもらってきた丈夫な魚の編みを張りめぐらせる、というスタイルにしてみたのですが当時はフェンス張りの知識もなかったのでもちろん道具も持っておらず、というか道具の存在すら知らずに鉄筋に網をくくりつけたので網がたるんでしまうわ鉄筋が傾くわで見た目はだいぶゲットーな感じでボロくさい仕上がりでした。杭が朽ちるという問題点だけは解消されたしひとまず鹿の侵入は減ったかに思えたのでお!これは?とぬか喜びしていた矢先、2012年の紀伊大水害によって、川からほど近いところに位置していた我々の田畑と家は丸ごと流されてしまいせっかく奮発して新調した異形鉄筋も流されてしまったのでした。 ちゃんちゃん・・ 終わり。じゃなくて!! そんな失敗を経て、家も流されたので家探しからまたやり直し3年かかってやっと家と畑(とついでに山とお墓も付いてきた)を手に入れたので今度こそ二度手間にならぬよう機能的でコストパフォーマンスにも優れた最強の柵を作るぞ!と息巻いてあれこれ考えたりインターネットで獣害用柵について検索したり近所の畑の柵をみたりして研究して研究して考えついた作戦で今回の柵を制作しました。 その作戦とは、その名も、、、

自分よりも賢くて得意な人にならう大作戦!

です。数々の失敗を経験してわかったことは、自分には柵を考えるほどの経験値とアイデアがない。ということでした。なんでも自分で考えてやってみるのが好きなのでとりあえずはやってみますがたとえ大好きなDIYでも向き不向きというものがあって向いてないとわかったらこれが一番!わかるまで時間かかりすぎ!な気もしますが。まあそうやって積み重ねてきた失敗ので山が私です。とほほ。 そうと決まれば誰を師匠にしようか、とぐるりと回りを見回してみたのですがどちらかというと清く貧しく土臭いヒッピー系の友人が多いわたくし。。みなさん拾ってきたものでどうにかこうにか柵を作ってしょっちゅう破られてコンチキショー!!って言ってる感じの人ばかりでダメダコリャ!!ってなったのですが、よく考えたら、あ!あの人がいるじゃん!ていう人がいました。 実はずっと前から農業のことで何かあったらこの人に聞こうと思ってた人がいたのでした。 以前は京都でREAL FREEというおしゃれな洋服屋さんをやっていて山水人やその他あらゆるイベント出店でよく一緒になってた同業者というか先輩ですが、数年前にお店をやめて炭素循環農法の農業に切り替えたツワモノのM師匠(師匠呼ばわり)です。 服屋時代からイベント出店ではザ!A型!と誰もが思うほどの几帳面なタープづかい、(といっても出店経験のない人には全くピンとこないと思いますが)ペグの打ち方やひさしの作り方、雨よけの仕方、商品のパッキングの仕方、どれを取っても無駄がなくて細かくて丁寧!おまけに親切!私たちが忘れ物をしたり仕事が雑なゆえにタープに問題をきたしたりした時にはいつも的確な助言や道具を貸してくれたりして助けてくれる兄貴肌!A型に憧れるO型のわたくしは密かにいつもこの人はすごい(けど一緒に暮らしたら嫌われそう)と思っていたのでした。 M師匠が農業を本格的に始める前に家庭菜園の畑をしている頃、師匠なら畝とか定規で測ってそうですね(笑)と半ば冗談で、でもちょっと本気で奥様に言ってみたところまさかの本当に測ってる事実が発覚して度肝を抜かれたものです・・。 てな訳で当時京都ですでに農業に本腰を入れていたM師匠に獣害用の柵はどうしているのか聞くと一番安くてきちんと効果のある柵を試行錯誤の末に考えついてその方法でこの数年うまくいっていて近所の農家のおじさんに頼まれて施工までしてあげているとのこと。 そしてそのとっておきの方法を惜しみなく教えてくれたのでした!わーい!パチパチパチ!! というわけでこの柵、M師匠の頭文字をとって、名付けて

M式獣害対策柵(鹿・猪用)!!

です!師匠本人はこの素晴らしい柵の作り方をインターネットに載せるとかそういうしちめんどくさいことはてんでやる気がないとのことで、勿体無いので一番弟子のあたくしがここにまとめちゃおう!ていうことになりました。前からずっとやろうやろうと思っての今です。待ってたみんなおまたせ!! ちなみにこの柵をする前は鹿と猪のパラダイスか!というくらいどちらもたくさん訪れる農地でしたがこのM式獣害対策柵を施工してからは一度も鹿猪共に訪れてません。 我が家の下の方で田畑でしているおじさんにも我が家の柵が完成してから獣害が減ったと喜びの声をいただいたこともあったりしていいことづくめでありますとんビル!(わからないダジャレだったらすみません)

使用する材料と費用の目安

おおまかな費用

我が家は傾斜を含む500坪の敷地をぐるっと囲みました。およそですが100m×25mの長方形のような形です。

ざっくり計算で資材だけでだいたい14万円かかりました。

和歌山県新宮市で使える獣害対策の補助金制度

 

私の住む和歌山県新宮市では獣害用の柵やフェンスを設置する場合資材に対して補助金が出ます。上限20万円までで半額を補助してもらえます。

なので今回は7万円の補助金をいただける予定です※現在申請中(補助金が降りたらまたどんなかんじだったかアップしたいとおもいます)

使用する材料

  1. 農業ハウス用のパイプ 支柱用にはΦ25mm推奨5,5m1180円@コメリ ドア用にはΦ19mmでも良い5.5m698円@コメリ
  2. アニマル用フェンス

    スチール製でPVC被覆のあるもの1.2m×20mで約6000

  3. アニマル用ネット
  4. フェンス用ペグ 市販のもの一本約100たくさんいるので自作すると丈夫かつ安くつく一本20円以下(自作についてはまた記事にまとめたいと思ってます)
  5. 針金 PVC被覆ある農業用のものがベター数百円

ざっとこんなもの。

使用する道具

脚立 支柱を打ち込むときに使うので背の高いものの方が楽

    1. 掛合 大きなトンカチ 支柱を打ち込むときに使う
    2. バール なるべく大きなものが楽 30センチは地面にさしてひきぬけるくらいの長さ
    3. ハンドウィンチ 必需品
    4. 支柱抜き差しくん なくてもいいけどあるとかなり便利!とくにメインの支柱26mm用
    5. ペンチとニッパー そんなに小さくないものの方が使いやすい。安物を買うとすぐに使えなくなるのでこのくらいのものを買っとくとずーっとつかえるよ!

M式獣害柵の完成図

トップの写真にもつかってますがこんなかんじです。

簡単な解説

支柱自体は2.1mほど地上に出し2.5m間隔で地面に打ち込み設置していきます。角には筋交いをいれます。

平地では40cmくらいを地中に埋め込んでいますが傾斜地ではもう少し深く埋め込んだ方が安定します。

半分から下、1mを上記のアニマルフェンスにして、下の部分20cmを外側に曲げて折り返してさらに数十センチ置きにペグでとめています。

これはイノシシが掘って地中をもぐってフェンスの下を通り抜けたり、フェンスを鼻でめくることを 防止してます。このフェンスの目の細かさだと小動物も入りにくいのでおすすめです。低い部分をナイロンなどの安いネットにしてしまうと簡単に噛みちぎられたり引きちぎられたりしてしまうので少し高くてもアニマルフェンスがおすすめなのです。フェンスをはるにはハンドウィンチを使ってちょっとした技術が必要ですがまたあとで説明したいと思います。ただ柵にくくりつけただけではテンションがないのでだるだるになってしまって意味がありません。

半分から上部分の1mはナイロンのアニマルネットで十分です。コストの削減にもなり設置もしやすいです。

 

というわけで詳しい作業方法などはまた後日書きます!今日はここまで! 続きはまた後日ぼちぼち書いてきますね〜 (完全無敗!DIYでできる格安で完璧な獣害対策・畑の柵作りの方法【シカ・イノシシ編】その2に続く予定)

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